Chapter3         オイスターボーイの逆襲: ついにオイスターボーイの逆襲がはじまる。クリス・ランドクロスという男があらわれる。ゲルマンの人々が考えたように、この男は考える。


by sheep_newyork
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必要な雨

とは通過儀礼である。僕はそんなことを考えながらキューバ産の葉巻の煙をぼんやりと眺めていた。部屋にはディーン&デルーガで買ってきたオレンジジュースが花瓶みたいにぼんやりと置かれていた。誰が一体飲むのだろう?キャベツには蝶がとまったような染みができていて、僕はひどく退屈な国のひどく退屈な王子みたいな気分だった。

ビールを飲み干し、ビルから飛び降りた男と、トニー滝や瀧廉太郎がどこかで繋がっているような気がした。全ては互いに深く関係していて、強風みたいに思えた。僕の日々は時効もなく、第1クォータのままだった。そんなゲームは人生のいたるところでみつけることができた。まるで海猫が餌をとらえるように、僕はただ、静かに時がくるまで待っていた。いたずらにたえ、我慢をし続けることが習慣にさえなっていた。
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# by sheep_newyork | 2005-04-20 22:52